【大切なのは減塩ではなかった…!】

【大切なのは減塩ではなかった…!】

海に囲まれている島国の日本では、古くから海水を使って作られた自然海塩が暮らしのあらゆる場面で使われてきました。

 

日本の歴史で塩が登場するのは、縄文時代の終わりから弥生時代の初め頃。初めて日本で作られたのは、干した海草を焼いてその灰を塩とした灰塩だそうです。

いまでこそ世界中の岩塩や海塩・湖塩などあらゆるお塩が手に入る時代になりましたが、日本で唯一作られるのは『海からの恵み』のお塩。海水を天日干しにして作る天日塩と、海水を煮詰めて作る せんごう塩ですね。

使い道は実にさまざまありますが、今日は口からの塩分摂取についてのお話しです!

さて、あなたがお塩をいっさい摂らない日は、あるでしょうか?答えは「No」

ファスティング中などは別として、食事をしていれば私たちは必ず塩分を摂取することになります。

私たち日本人の食生活には欠かせない味噌・醤油・漬物は必ず塩を加えて作られていますね。その他にも私たちが大好きな熟成/発酵食品である酢・みりん・酒・納豆・かつお節・生ハム・チーズ・パンなどを製造する過程においても、塩が多用されています。発酵食品は、温暖で湿度の高い気候風土を活かし微生物の働きによって作られるわけですが、より旨味を出すためには塩の存在が重要!また、和食だけではなく洋食・中華・エスニックなど世界のあらゆる料理法においても、塩は欠かせない調味料であることは周知の通りです。

ところで現代の日本人は、塩分を摂り過ぎているという指摘もありますが、はたして本当でしょうか?

アメリカからの影響で「塩分を摂り過ぎると高血圧になる」というのが日本でも定説となり、減塩ブームが広がりました。日本の厚生労働省は、一般の成人が1日に摂取すべき塩分相当量を8グラム以下と定めています。
しかし一方で、むしろ減塩することにより自然塩に含まれるミネラル分が摂れなくなってしまって、これが健康に悪影響を与える原因であるとも言われているのです。

40億年前というはるか昔から塩っからい『海』が存在し、やがてその海で生命が誕生・進化し陸に上がった時に海水と同じ成分を体内に持って上がりました。それが血液や体液です。ということは海から採れた塩は、現代のわたしたちの身体にとっても非常に親和性が高いモノ!塩を舐めたり調理に使って摂取することは、とても自然な行為であり、体内で足りなくなったミネラル分・塩分を補うためにも必須だと思うのです。

また、身体は絶妙な水分・塩分のバランスを保って体温調節をしている事実や、脳や筋肉の機能を維持するために塩分が必要であることからも、わたしたちは塩なしでは生きていけないと言えるでしょう。そして、塩の摂取を上手にコントロールする事で、らくらく健康を維持したり、みるみる美しくなることは可能であるとiLyは考えています。

 

もともとは自分で育てた旬の野菜・地元の食材で作った『家庭料理を食すことが日常』という時代から、現代ではあらゆる加工食品が出回るようになり外食の機会もうんと増えました。加工食品の製造や外食産業においては、掛かる原材料費を抑えるため・味を一定に保つためなどの理由から、精製塩が使われていることが多いのをご存知でしょうか?

精製塩とは、海水を精製する過程で塩化ナトリウムだけを取り出して作られる、化学物質99%という食塩と呼ばれるものです。海水に含まれる貴重な微量ミネラル分は全て切り捨てられているため、食塩ばかりを摂取し続けるとミネラル不足を起こしかねません。実際に、食塩(=ナトリウムだけ)を摂り過ぎることよって、むくみ・口や喉の渇き・高血圧・胃がんや食道がんのリスクを高めることが報告されているのです。

一方、自然海塩にはナトリウム(例:77.9%)のほかにもマグネシウム・カルシウム・カリウムなど豊富なミネラルが含まれています。微量栄養素のカリウムを(ナトリウムと一緒に)摂れることによって、過剰なナトリウムは排泄され上記の病気のリスクが回避しやすくなるわけです。

もしあなたが健康でありたいと願い、塩の摂取をコントロールしようといった際には、注目すべきは塩分の摂取量よりも『塩の種類』ではないでしょうか?

自然の恵みには、人工的なモノにはない栄養素はもちろん、パワーと魅力がいっぱい詰まっていると iLyは日々感じています!

【まとめ】
日本人は、古くから塩分を含む発酵食品や海藻を多く食べてきました。また、食材を塩漬けにして長期保存する知恵も先人が遺してくれましたね。そのため、塩分摂取量が多いのは日本の文化的な背景があると言えるでしょう。

わたしたち日本人が塩分を多く摂取していることが事実だとしても、それがすべての人にとって健康に悪影響を与えている訳ではありません。塩分の摂り過ぎを周囲から指摘されたり悩んでいる場合は、塩分量をコントロールする前に摂取する『塩の種類』を見直すこと。身体がほんとうに欲するモノ、わたしたちの血液や体液に限りなく近い海水からの恵みに今一度目を向けてみてくださいね!

 

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