『年齢を脱いでしまえば、美しさは増す』

かつて37歳で高齢出産したわたしは、幼い息子を公園で追いかけるのが体力的にキツくて『老い』を感じずにはいられず・・・
「40にもなると…仕方ないか」と肩を落としました。

幼稚園児になった息子がiPadやiPhoneを教わらずとも巧みに使いこなすのを見て愕然として・・・
「もう、ついていけないわ。デジタル苦手だし」と努力を諦めました。

こんなつぶやきばかりを重ねていたアラフォーの頃のわたし。自分自身にガッカリするたびにそれを年のせいにして、心身共にどんどん老化の一途を辿って見事にブサイクになっていったのです。

けれど実際に世の中を見渡せば、わたしより10歳も20歳も年上の女性でもハッと目を奪われるような素敵な女性・どんどん美しさや魅力を増し続けている女性が存在している…!
ということは、人が老化してブサイクになる理由は、年齢のせいではないのかもと気づいたのです。

まさに、ヘップバーンさんは、そんな女性のひとり♬

オードリーヘップバーンさんの名言

『女性は、年を重ねるごとに美しさを増す生き物なのです』

ここで彼女のいう『美しさ』とは、単に外見だけでなく、目には見えない内面的な魅力や知性、人生における経験値なども含めたホリスティック(全体的)な美しさを指しているのではないでしょうか。

例えば外見については、ティーンの頃から流行りのファッションや様々なメイクアップ・ヘアスタイルを試しては失敗やお金の無駄遣いもしながら、わたし達は自分の体型や気分に合わせてしっくりくるものを自分で選ぶようになります。

歳を重ねるごとに自分自身の個性や魅力を最大限に引き出すスタイルが分かってゆき、流行ばかりに囚われず自分が心地よく感じられるチョイスができれば、自然な美しさがより際立つようになりますよね。

健康面でも不調や病気をくり返し体験し自分のパターンを知ってゆくことで、日頃から体を大切にメンテナンスして健康維持をすことの重要性に気づく様に。わたしたち女性は月経の周期の中で体調の変化や気分の浮き沈みを日々体験する生き物ですから、自分なりの心身リセットの方法を持っていないと常にそれに翻弄されてしまいます。

わたし自身、20代の頃は体力もあり代謝は良かったものの、女性ホルモンの分泌の波による不調に悩みしょっちゅう寝込んでいました。若いと無理がきくのでがんばり過ぎてしまって、急にダウンすることも多々。

年を重ねるごとにバランスのとれた食事や運動、ストレスを軽減するためのリラックス方法など、自分自身の健康に対する意識が高まるにつれて、未病の内に休息を取ったり予防が上手くなりましたね。その結果として外見や内面にも良い影響を与えることができるようになって、若返ったなと実感しています。

さらに年齢を重ねることで、自分を『許す』『受け入れる』といった自己受容能力を高めることも可能でしょう。若い頃は仕事でミスするたび、もの忘れするたび、メイクも落とさずに寝落ちするたび、家族に暴言吐くたびに、自分の愚かさやドジな部分を責めて落ち込んでいたものです。

歳を重ねるごとにダメな自分自身を受け入れ、よしとすることができるようになるため、自然体で自分自身を表現することができるようにもなりました。経験を積み重ねることで、わたし達は内面的な魅力や知性が深まり、人生に対する豊かな見識を持つようになるため、より魅力的な存在となりうるのでしょう。それが、本当の美しさや魅力を引き出すことにつながるのです。

「いい年をして…」
「年相応に…」なんて、つまらない言葉に縛られることなく、好奇心・冒険心を大切にチャレンジし続ければ、女性の美は無限に進化し続けます♡

##美言　#オードリーヘップバーン